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本「漫画 君たちはどう生きるか」

2018年4月1日

「「生きる意味」を子どもにどう伝えたらいいでしょうか?」
「子どもへ道徳をどう教えればいいでしょうか?」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
ベストセラーの本「漫画 君たちはどう生きるか」を紹介します。

本「漫画 君たちはどう生きるか」

1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、原作の良さをそのままに、マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、何度か読んだことのある人も、一度手にとって、人生を見つめ直すきっかけにしてほしい一冊です。

戦後に読み伝えられてきた名作が漫画となって甦りました。
中学生コぺル君の学校や日常のようすが漫画で描かれています。
その漫画と叔父さんのノートで構成。

<ものの見方について>
「大人になっても、殊に損得にかかることになると、自分を離れて正しく判断することが(地動説)、非常にむずかしい。
天動説のような考え方、すなわち自分を中心にして物事を判断してゆくと、世の中の本当のことを知ることができなくなる。」

<友だちへのいじめに際して>
「自分で考えること
肝心なのは自分の体験から出発して考えてゆくということだ。
君自身が心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、大切にしなくてはならない。
苦しみや感動に心が動いたら、その理由をきちんと見つめること。そして、自分がどう行動するかを人に頼らずに決定すること。」

<ほんとうの人間関係>
「人間らしい人間関係とは、人間が人間同志お互いに好意をつくし、それを喜びとするものであること。
人間が人間同士お互いに好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。」

そのほかにも貧乏や経済格差、「立派な人(偉大な人)とは」について書かれています。

激動の時代に読まれてきた名作が時間を経て再び読者に語りかけます。
戦後の経済成長が一段落し、こんどは「フィンテック革命」「ブロックチェーン革命」と呼ばれこれまでの常識が徐々に通用しなくなってきた今日。
今まさにもう一度激動の時代に突入していく時だからこそ、「生きる意味」や道徳の価値が問われているのかもしれません。

求められるスキルや職種は時代によって変わってゆくものです。
他方で、哲学や道徳はどんな時代にも普遍的に通用していくもの。
ところが、なかなか日本人としての哲学や道徳観を説いた本は数少ないように感じます。
本書は「対価を求めない人間らしい人間関係を築き、立派な人になること」を子どもにも分かりやすく語りかけていて良書だと思いました。

Posted by ルーク